おうち学習を初めて早や5か月。
長女はおうち学習がメインなので
毎日わたしが用意したドリルに取り組んでいます。
長男は中学受験を視野に入れているため
塾に通い始めました。
そのため私が用意した
市販のドリルをする時間が
ほとんどなくなってしまいましたが、
塾の宿題がない日(週1日)は
ドリルに取り組んでいます。
その二人が最初から素直に机に向かっていたかというと
そんなことは全くなく、
ほぼ強制的に座らせていました。
そんな理想的ではないおうち学習を続けていた間でも
一つだけ良かったことがあります。
それは勉強を嫌がる理由が分かったことです。
勉強を嫌がる理由
勉強する目的が分からない
なぜ勉強をしないといけないのか
それが子どもなりに腑に落ちないと
やる気が起きません。
大人になったら困るから…
なんて私も言っていましたが
子どもからしたらそんな先の未来のことは想像できない。
大人の経験談をいくら伝えても
自分事としてはなかなか捉えてくれない。
でも、今自分が困っていることに関しては
意識を向けて積極的に取り組んでくれることが分かりました。
例えば、長女が積極的に机に向かうようになった声かけは
「今○〇がどこを苦手としているのかを把握するために
このドリルを一通りやってみよう」
→本人もどこが分からないのかがよく分からない状態だったよう。
「図形問題が苦手みたいだから、このドリルはどう?」
など本人の困りごとを解決してあげるような方向に
導いてあげられたときには
素直に机に向かっていました。
逆に勉強する意味が分からないときは
正直に言ってくるので
話し合って、一緒に決めます。
最初は良かれと思って
準備するのですが、
意外と長女の意見に納得されることも多々あり…(笑)
難しい問題から始めるとやる気がなくなる
特に女の子はプライドがあるのか
問題が解けないことを極端に嫌がります。
問題を見るだけで不機嫌モードに。
そもそも難しい問題に挑戦できるほど
基礎学力がついているのか。
そこが曖昧な場合は応用問題はやらない方がいいと思います。
うちは学校のテストは点数がよかったので
基礎学力はついているものだと思っていました。
でも、そこが落とし穴だったんです。
機械的に計算はできても
計算する目的や意味が分かっていないことが後から明らかに。
計算はできるけど少し複雑な文章問題になると点が取れないことがあり、
そこで気付くことができました。
なので最初は基礎中の基礎から始めて
すこしずつ難度を上げていく方法をお勧めします。
問題の難度を下げると
自分から時間になると進んで始めてくれます。
子どもが勉強している間に残った家事ができるので
双方にとってイライラすることなく平穏な時を過ごせます。
えっ!?こんな簡単な問題でいいの!?
と子どもがビックリするくらいの難易度から始めることができるドリルがおススメです。
私がよく使っているドリルは陰山先生の「苦手克服シリーズ」です。
苦手な単元が分かっている場合は
「苦手克服シリーズ」のドリルがおススメです。
最初は簡単な問題から始まり、
ドリル終盤になると理解ができていないと解けないような問題になっています、
少しずつレベルアップしているので
このドリルに任せていたら大丈夫という安心感があります。
今のところ途中で挫折したこともなく
最後まで一人で取り組めているので
教える手間が省け、私も大助かりです(笑)。
時間が長い
こどもの集中力は長く続きません。
我が家は最初1時間と決めて算数をメインにしていましたが
30分もしないうちに集中力は切れ、
消しゴムで遊びだしたり、落書きを始めたり…。
それを見た私が怒り、怒られた子どもは不貞腐れ
不穏な空気がいつも漂っていました。
そういう経験を経て、気付きました。
ぶっ通しで1時間はムリだ!!…と(笑)
小学校の授業も45分ですよね。
中学校になると少し伸びますが
小学校のうちは長いと集中力が切れて時間ばかりが無駄に過ぎていくので
30分~1時間で終わる量を心がけています。
最初は15分くらいで終わる量から始め、少しづつ増やしていくとよいです。
また、同じドリルをし続けるのではなく
3~4冊くらいのドリルを短時間ずつこなすようにしています。
ただやらされているだけではなく
その日の気分で取り組むドリルの順番を決めるなど
ある程度の決定権は委ねるとスムーズに進みます。
達成感が得られない
おうち学習を始めた当初、教材として使用していたのが
全国の中学受験で出た問題などを集めた問題集でした。
難しい問題が多いだけでなくページ数も多く
ただただできない問題を解かされ、
結局できないのでお母さんの説明を聞く。
その繰り返しでは達成感なんて得られませんよね。
子どもが勉強を嫌がるのも無理ないハズです。
結局難しい問題を解いたところでなんなんだ!
という不満がよく勃発していました。
これではよくない…と探して行きついたのが
百ます計算ドリル
足し算や引き算、掛け算、割り算をただ計算するだけの単純なドリルです。
単純なドリルですが、
その中に子どもの集中力を高め、達成感を得られる工夫が詰まっています。
このドリルの素晴らしいところは
毎回時間を計測する仕組みになっているところです。
時間を計測することで
子どもはストップウォッチを押す瞬間に集中のスイッチが入ります。
5分くらいの時間ですが集中しているのが目に見えて分かります。
終わった後、昨日の自分と比較し
タイムが上がっていたら喜び、
タイムが下がっていたら「あ~ぁ」と悔しがる
今までやっていたおうち学習では
みられなかった反応が返ってきたことに驚きました。
同じ問題を2週間続けると
最初の日と比べ、2週間後の方がタイムが確実に早くなっているのが
自信にもつながっているようです。
頑張った分だけ結果が返ってくるので達成感を得やすい教材です。
お値段もAmazonで購入すると660円とお手頃価格なのも嬉しいです。
ドリルが終わりそうになると、ネットでポチッとするだけで
すぐ自宅に届くのでタイパも良好。
でも最初は本屋さんで実際手に取ってみて、
納得してから購入することをおススメします。
また、百ます計算と同じ先生が監修している教材に
「たったこれだけプリント」
というドリルがあります。
このドリルのいいところはページ数が少ないところ!
1日2ページずつ進めていくだけで
約1か月で終わってしまいます!
「ママー!もう終わるよー!!」
と言われるのがこんなに嬉しいなんて…
このドリルで知りました(;_;)
今まで最後までいかず終わってしまったドリルが多かっただけに
陰山先生のドリルだと
毎月何かしらかのドリルを追加で購入しています。
お値段も良心的なので続けられるポイントです。
あとこのドリルは苦手な単元を洗い出せるところが気に入っています。
「たったこれだけ」→「苦手克服シリーズ」の流れで使っています。
まとめ
色々と紆余曲折ありましたが、
おうち学習を毎日続けられていることは
子どもの日々の努力に尽きると思います。
親がしてあげられることは
勉強しやすい環境を整えてあげるくらいかと…。
欲を言えば、自ら進んで勉強する子になって欲しいですが
現実なかなか難しいですよね。
でも勉強を習慣化することは親の努力でできると思います。
子どもが機嫌悪く机に向かう時には
何かしらの理由があるので
そのときには、一度立ち止まり、
解決方法を一緒に考えると
結局はお互いにとってよりよい方向に向かうことが多々あるので
話し合いって本当に大事だな~と思います。
数々の失敗を繰り返してきましたが、
その中でも新しい発見や子どものリアルな考えを知れたのは
今になってはよい経験です。
今もおうち学習を頑張っているパパやママの参考に
少しでもなれたら幸いです。